未飲酒でもアルコールチェッカーが反応してしまう?7つの原因や対処法を解説

アルコールチェッカーを使用していると、飲酒していないのにアルコールが検出されるケースがあります。
とくに、はじめてアルコールチェッカーを使用される場合、アルコールを飲んでいないのにアルコール反応が出てしまうと非常に驚くかと思います。未飲酒でアルコールチェッカーが反応する理由はさまざまです。
本記事では、もしアルコール反応が出ても慌てないために、原因とアルコール反応があった場合の対処法について解説します。
目次 / このページでわかること
1.飲酒していないのにアルコールチェッカーが反応してしまう7つの原因
アルコールチェッカーを使用した際、アルコールを飲んでいないのにアルコールが検知されてしまうのはなぜでしょうか?
どのような場合にアルコール反応が出るのか、以下7つの原因を確認していきましょう。
- ①前日に摂取したアルコール
- ②検知器の故障・劣化
- ③喫煙
- ④歯磨き粉・マウスウォッシュ
- ⑤アルコール反応が出る可能性のある食べ物
- ⑥ケトン体
- ⑦薬の服用
①前日に摂取したアルコール
アルコールの分解にかかる時間は人それぞれです。なぜなら、その時の体調や体質の違い、飲酒量やアルコール度数によって変動があるからです。
注意点として、睡眠中はアルコールの分解スピードが遅くなります。
「睡眠時間をきちんと確保しているから大丈夫!」と過信することがないようにしましょう。
体内にアルコールが残ってしまう可能性を考慮し、運転前日は飲酒をなるべく控えてください。もし飲酒する場合は、残り酒に注意して次の日の検知に備えましょう。
アルコールが抜ける時間の目安や計算方法については下記の関連記事で詳しく紹介しています。
②アルコールチェッカー(検知器)の故障・劣化
アルコールチェッカーにはセンサーが入っており、センサーの劣化によってアルコール反応が出ることがあります。劣化を防ぐために、各メーカーで定めた有効期限を守ってアルコールチェッカーを管理しましょう。
仮に有効期限が切れたセンサーを使い続けると、「常時有効な状態」で使用していないと見なされる可能性があるのでご注意ください。
関連記事:『アルコールチェック義務化の最新情報|日程や対象者、対応すべきことを解説』
また、そもそもアルコールチェッカーの故障によって正常に検知できないことも考えられるので、以下の内容を確認しましょう。
- 電源が確実に入るか
- 目立った損傷はないか
- 飲酒していない状況でアルコール検知はしないか
- わざとアルコール成分を含ませて検知を行いアルコールが検知されるか
※高濃度のアルコールを摂取後に検知を行うと正しく反応しない等、機器の故障につながるおそれがあります。また、アルコールを直接検知器に吹き掛けないでください。
③喫煙
喫煙後の呼気には一酸化炭素が残っており、その影響からアルコールの反応が出ることがあります。
アルコールチェックの約30分前の喫煙は控えましょう。
④歯磨き粉・マウスウォッシュ
口臭を消すための口腔ケアアイテムでもアルコールを検出します。
市販のマウスウォッシュの成分にはエタノールが入っているので注意が必要です。
もし使用してしまったら、うがいをして少し時間を空けたあとに再度検知すると、ほとんどの場合が正常な数値に戻ります。
⑤アルコール反応が出る可能性のある食べ物
飲食物の中に微量のアルコールが含まれていたり、製造過程でアルコールを使用していると、アルコールを飲んでいなくてもアルコール反応が出る場合があります。
アルコール反応が出る可能性のある飲食物として、以下のようなものがあげられます。
- 蒸しパン
- キムチ
- エナジードリンク
また、アルコール反応が出る可能性がある上記の飲食物に加えて、コーヒーやレーズンなど19品目を弊社スタッフが実際に摂取し、アルコールチェッカーでアルコールが検出されるかどうかの実験を行いました。
以下記事で詳しく紹介していますので、日常的に車を運転する方はぜひ参考にしてください。
関連記事:『【実験】お酒以外でアルコール反応が出るのか?アルコールチェッカーを使用した検証結果』
⑥ ケトン体
ケトン体とは糖や脂肪を代謝する時に体内で自然発生する物質で、代表的なものでアセトンがあげられます。
ケトン体は体内で生成されるので、時間を空けて再度検知してもアルコール反応が出ます。
主に糖尿病の方や、食事制限をしている方はケトン体が出やすいと言われています。
⑦薬の服用
処方された薬によってはアルコールを検出する可能性があります。
検知を行う約3時間前から、飲み薬やサプリメントの摂取を控えてください。
2.アルコールチェッカーが反応してしまう時の対処法
もしアルコールの反応が出てしまったときはどう対処したら良いのでしょうか?
ここでは、具体的な対策を3つ紹介します。
- ①センサー部分を清掃する
- ②うがいをする
- ③30分ほど時間を置く
①センサー部分を清掃する
アルコールチェッカーのセンサー部分を定期的に清掃することで、誤検知を防げます。
なぜなら、センサーが汚れていると正確に判定できない可能性が高まり、誤検知につながるためです。
各メーカーに問い合わせた上で清掃することをおすすめします。
除菌・消毒方法については次の記事も参考にしてください。
関連記事:『アルコールチェッカーの除菌・消毒方法とは?注意点やおすすめ除菌グッズもご紹介』
②うがいをする
検知直前にしっかりと真水でうがい、もしくは水や白湯をコップ1杯以上飲んでからアルコールチェックを行うことも効果的です。アルコール反応の頻度を減らせるので実践してみてください。
③30分ほど時間を置く
もしアルコール反応が出たとしても、誤検知の可能性もあります。
30分ほど時間を空けて、しっかりと口の中をうがいして再度検知を行ってください。たいていは正常な数値に戻ります。
それでも長時間にわたってアルコール反応が出る場合は、検知器の故障やセンサーに付着物がついていることも考えられるので、各メーカーにお問い合わせください。
3.高性能なおすすめアルコールチェッカー
弊社製品クラウド型アルコールチェッカー「アルキラーNEX」は、ストレスフリーなアルコールチェックを実現します。
アルキラーNEXの特徴は以下の通りです。
- ・アルコールチェッカーには高精度の日本製センサー搭載で安定したアルコール検知が可能
- ・メンテナンス時期になるとアルコールチェッカーのカートリッジ交換をするため、上限回数の超過や有効期限が切れた検知器を使用する心配なし
- ・Bluetooth接続になりスムーズな操作を実現
- ・使用検知器と使用回数は管理画面上で確認可能
検知者側にも管理者側にも負担がなく運用できるアルコールチェッカーです。
購入時期の管理や不正防止対策の他、サポート体制も整っているので、幅広いお客様におすすめのアルコールチェッカーです。
4.まとめ|アルコール反応するものを事前に理解して対応しよう
アルコールを飲んでいないのにアルコールの反応が出てしまった場合は、慌てずに以下の方法で対処しましょう。
- センサー部分を清掃する
- 検知直前に口の中をうがいする
- 時間を空けて再度試す
検知の前日に深酒をしないことや、喫煙やマウスウォッシュなどは検知後に行うこともポイントです。
もし誤検知が改善されない場合は、早急に各メーカーに問い合わせましょう。