アルコールチェッカーの使い方|正しく使用するためのポイントや注意点を紹介

世の中にはさまざまなタイプのアルコールチェッカーがあります。アルコールチェッカーの使用方法についてもタイプによってさまざまで、どのアルコールチェッカーが最適なのか選定することが難しく感じられるかもしれません。
ここではアルコールチェッカーを正しく使用するためのポイントや注意点を解説します。

1.【タイプ別】アルコールチェッカーの使い方

【タイプ別】アルコールチェッカーの使い方 詳細は以下

早速、アルコール検知器のタイプ別に使い方を紹介していきます。

吹きかけ式の場合

検知器本体の吹込み口に息を吹きかけて使用するタイプです。手軽であることの半面、ストロー式やマウスピース式と比較して、周囲の空気の影響を受けやすいというデメリットがあります。

ストロー式の場合

市販のストローを差し込み、加えて息を吹き込み使用するタイプです。吹きかけ式よりも周囲の空気の影響を受けにくく、精度は高くなります。

マウスピース式の場合

検知器専用のマウスピースを使用して息を吹き込むタイプです。ストロー式同様、周囲の空気の影響を受けにくく、精度は高くなります。

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2.アルコールチェッカーを使うタイミング

アルコールチェッカーを使うタイミング 詳細は以下

運転前と運転後にアルコールチェッカーを用いてアルコールチェックを行います。
必ずしも個々の運転の直前、または直後にその都度行う必要はなく、運転を含む業務の開始前・業務の終了後、もしくは出勤時・退勤時に確認でも問題ありません

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3.アルコールチェッカーを正しく使うための5つのポイント

アルコールチェッカーを正しく使うための5つのポイント 詳細は以下

ここでは、アルコールチェッカーを正しく使うために知っておくべき5つのポイントについて紹介していきます。

チェック前にうがいをする

アルコールチェッカーは精密であるため、アルコール以外にも飲食直後、香料の摂取後などにより有反応となる場合があります。検知直前には真水でうがいをするか、水や白湯をコップ1杯程度飲むようにしてください。

アルコール成分を少しでも含む飲食物は摂取しない

検知直前に食べたものの中にアルコール成分が含まれていると有反応となる場合があります。少し時間を置いたりうがいするなどで改善しますが、検知直前にアルコール成分を少しでも含む飲食物の摂取は控えるようにしてください。

検査の15分〜30分前までに食事を済ませる

検知直前に食べたものに食品添加物が含まれていると有反応となる場合があります。少し時間を置いたりうがいするなどで改善しますが、検知直前には飲食を控えるようにしてください。

定期的なメンテナンスを実施する

アルコールチェッカーは精度を維持するために、定期的なセンサー交換、もしくは本体の買い換えなどが必要となります。取扱説明書を読むか、販売元のメーカーに確認するなどして、定められた使用期限を守り定期的なメンテナンスを実施してください。

測定精度の高いアルコールチェッカーを選ぶ

アルコールチェッカーにはセンサーや精度に違いがあります。精度が低いものだと飲酒していないにも関わらず、高い頻度でアルコール反応が出てしまう、といった不具合が出てしまう可能性もあります。

選定時には

など安心できるメーカーのものを選ぶようにしましょう。

4.アルコールチェッカーが反応しない場合の対処法

How to

最後に、アルコールチェッカーが正常に反応しない場合の対処法を解説していきます。

センサー部分が濡れていないか確認する

アルコールチェッカーは精密機器ですので、

  • ・水濡れや湿度の高い場所での保管
  • ・極端な高温・低温環境での保管

は故障の原因となります。
センサー部分が濡れてしまった場合はメーカーにお問い合わせください。

息は数秒間しっかりと吹き込む

アルコールチェッカーは正確な結果を表示するため、機器によって吹き込み時間が定められています。
吹き込み時間や吹き込み量が足りないとエラー表示が出てしまう場合がありますので、取扱説明書に沿ってしっかりと息を吹き込むようにしてください。

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メーカーに問い合わせる

水濡れもしておらず、かつ正しい利用方法を守っているにも関わらずアルコールチェッカーが反応しない場合は、販売元のメーカーにお問い合わせください。

5.まとめ

まとめ

アルコールチェッカーには吹きかけ式やマウスピース式などさまざまなタイプがあり、また精密機械であるため正しく使用するための注意事項が定められています。
取扱説明書に記載されている内容や販売元メーカーからの注意事項をしっかり守って正しく使うようにしましょう。

また、アルコールチェッカーの選定時には、

  • ・センサーの精度が保証されていること
  • ・万が一の故障時にサポート体制が整っていること

なども選定基準に入れるようにしましょう。

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