アルコールチェッカーの寿命|使用期限や買い替え時期、おすすめ検知器を紹介

アルコールチェッカーは一度導入すれば、半永久的に使できるものなのでしょうか?もし半永久的に使用できない場合、どういった対応が必要になるのでしょうか?
この記事では、
- ・アルコールチェッカーの寿命(使用期限)
- ・寿命に影響する要因
- ・寿命に到達したときの対応方法
などについてご紹介します。
1.アルコールチェッカーとは
半導体式ガスセンサーの特徴
センサー表面に付着する酸素量によってセンサー内部の電気抵抗値が変化。飲酒をしている場合はアルコール成分によって酸素量が減少するため、電気抵抗値が低くなります。電気抵抗値が低いほど体内のアルコール濃度が高いと判定されます。
電気化学式ガスセンサーの特徴
呼気に含まれるアルコールを燃料として電気を発生させ、アルコール濃度を測定します。電気の発生量が多いほど呼気中のアルコール濃度が高いと判定されます。
それぞれにメリット・デメリットはありますので、自社にあったアルコールチェッカーを選定しましょう。
2.アルコールチェッカーの寿命(使用期限)
3.アルコールチェッカーの寿命に影響する3つの要因
①使用頻度
アルコールチェッカーは定められた上限回数以上の測定を行うと、センサーの劣化により寿命がきてしまいます。
1人1台持ち運んで使用する場合は大きな心配はありませんが、複数人で共用する場合は気づかないうちに上限回数に達してしまうこともあります。
②保管環境
高温・多湿の場所で長時間保管したり、強い匂いのするところやタバコの煙が充満するようなところで保管するとセンサーが劣化し、寿命が早まってしまう可能性があります。
また、夏場の車内は温度が外気温以上に上昇しますし、芳香剤などを置いている場合は匂いの影響を受ける可能性もありますので、車内での放置は避けるようにしましょう。
③メンテナンス
アルコールチェッカーを定期的に洗浄することで、部品の摩耗を防ぐことができます。
アルコールチェッカーは見かけ上変わりはなくても、センサーの感度が劣化してアルコールを正確に検知できなくなってしまうことがあります。
定期的なメンテナンス、校正、センサーの洗浄などはしっかりと行うようにしましょう。
4.アルコールチェッカーの交換・買い替えタイミング
センサー不良や部品が壊れた場合
飲酒していないにも関わらず、アルコール反応が出てしまう、もしくは明らかに飲酒したにもかかわらずアルコール反応が出ない場合はセンサーの劣化が考えられます。
その場合はメーカーに確認し、洗浄、もしくは修理、交換などを行いましょう。
また、アルコールチェッカー本体の破損など部品が壊れた場合も同様に対応してください。
検知器の保証期間が過ぎた場合
検知器の保証期間が過ぎた場合、種類によっては音やライト、液晶画面の表示で知らせてくれるものもあります。
保証期間は検知器ごとに管理し、メーカーが定めた使用期限、使用回数上限を過ぎる前に速やかに交換、校正を行うようにしましょう。
5.アルコールチェッカーなら「アルキラーNEX」
オートメンテナンスの実施
検知器の使用期限は1年、使用回数上限は2,500回と定められており、期限に到達したらカートリッジの交換が必要となります。
アルキラーNEXの場合、その交換期限をメーカーである弊社パイ・アールがすべて管理しています。
交換の1か月前には事前連絡の上、先に新しいカートリッジが送られてくるので、新しいカートリッジに差し替えるだけで交換が完了します。
管理画面での使用期限・使用回数の確認
使用期限前にパイ・アールから連絡がくるだけではなく、使用期限・使用回数はすべてデータ化されており、クラウド画面上で確認することができます。
使用期限や使用回数上限が近づいてきた場合は、事前にアラートでお知らせし使用期限切れを防ぎます。
無償交換、修理対応
毎年行うカートリッジの交換は無料となっており、交換の度に費用がかかることはありません。
また、万が一使用期限内にセンサーの劣化や本体の故障が起こった場合でも無償でセンサーの洗浄や修理の対応を行います(紛失、水没、破損は有償)。