アルコールチェッカーの除菌・消毒方法とは? 注意点やおすすめ除菌グッズもご紹介

10/1の道交法改正に伴い、アルコールチェッカーで酒気帯び確認に取り組まれている方、導入を予定している方も多いと思います。
そんな中、盲点となるのがアルコールチェッカーの除菌対策です。コロナ対策と同じように検知器にアルコール除菌を施してもいいのか、除菌スプレーや除菌シート以外の物がいいのでしょうか。
「アルコールチェッカー 除菌」で検索してみても、中々めぼしい情報がヒットすることはなかったかと思います。そこで、今回の記事ではアルコールチェッカーの除菌方法や除菌の注意点、さらにはおすすめの除菌スプレーなどについて解説していきます。
2022年7月19日 追記:2022年10月1日から予定されていたアルコールチェッカーを用いた義務化は当面延期になりました。
1.アルコール検知器を除菌・消毒する3つの方法

アルコール検知器を除菌・消毒するための方法は大きく3つあります。
- ①アルコールで除菌する
- ②次亜塩素酸で除菌する
- ③PHMB(ポリヘキサメチレンビグアナイド)で除菌する
どの除菌方法が検知器に一番適しているのか順に確認してみましょう。
①アルコールで除菌する
アルコールを使用する方法として、アルコール除菌スプレーを検知器に直接吹きかける、アルコール除菌シートで拭き取る方法です。既にコロナ対策などでアルコール除菌スプレーや除菌シートなどを活用している方も多いと思います。
結論から言うと、この方法ではアルコールチェッカーの除菌には不向きです。
アルコールチェッカーは文字通り、アルコール成分を検知するための機器です。アルコール成分が含まれた除菌スプレーや除菌シートの使用は除菌・殺菌には効果的ですが、アルコールチェッカーに使用すると誤反応が起こりやすくなります。アルコールでの除菌は簡単に入手できる、既に他のものに使用しているからといってもアルコールチェッカーにはおすすめできません。
②次亜塩素酸で除菌する
次に、次亜塩素酸で除菌する方法について説明します。
こちらもコロナ対策の際に活用された方も多いと思います。次亜塩素酸の含まれた除菌スプレーや除菌シートにはアルコール成分が含まれていないため、アルコールチェッカーの除菌には効果的です。
しかし、次亜塩素酸のデメリットとして、アルコールと比較すると殺菌効果は劣るため、人によっては気になるという方もおられるかと思います。
③PHMB(ポリヘキサメチレンビグアナイド)での除菌
PHMBという単語は聞き慣れない言葉ですが、塩素やアルコールを使用しておらず、無臭・無脱色・低刺激で、汗・脂、皮脂などの有機物汚れが付着していても効果が低減しにくい除菌剤(カチオン性ポリマー)です。
世界30か国以上で使用されおり、主に清潔な状態を保たなければいけない食品工場などで活用されています。
名前は仰々しいですが、アルコールや次亜塩素酸と比較しても人体に安全な成分です。
その上、強力な除菌効果も期待できます。また、アルコール成分を含んでいないため、アルコールチェッカーの誤反応を防ぐこともできます。
2.アルコール検知器を除菌する際の注意点
アルコール除菌は誤検知につながる恐れがある

上記で説明した通り、アルコールでの除菌は効果としては期待できますが、アルコールチェッカーにはおすすめできません。
アルコールでの除菌後に息を吹き込むと、内蔵センサーがアルコール成分を感知し、飲酒をしていなくてもアルコールチェックの数値に反映されてしまう可能性があります。
そのため、アルコールチェッカーを用いる際は、アルコール成分を含む除菌シートやスプレーでの手入れはしない方が無難です。
誤検知を減らすために、次の2点に気をつけましょう。
- ①十分に換気をした環境で検知する
- ②アルコールを含む除菌剤等の近くにアルコール検知器を設置しない
飲酒していなくてもアルコールが検知される場合がある
アルコール検知器はセンサーが繊細なため、飲酒していなくてもアルコールを検知することがあります。例えば、食べ物やタバコの煙、マウスウォッシュや歯磨きで、実際に酒気帯びに該当しないにも係らず、酒気帯びに値する数値が出ることもあります。
また、体調や体質でもアルコール反応が出ることもあります。
対策としては次の4つです。
- ①アルコール検知前の約30分以内は飲食を控える
- ②アルコール検知前の約30分以内にたばこは摂取しない
- ③アルコール検査前に手指を消毒した場合、十分に換気した環境か、消毒した所とは別の場所で検知を行う
- ④アルコール反応が出た場合は、しっかりと口をゆすぐ
この4点を意識するだけでも誤検知の回数が減少するので、すでにアルコールチェッカーを導入している方は、是非お試しください。
【参考】アルコールチェッカーをご検討中の方はこちら
3.おすすめのアルコール除菌スプレー

ここからは、おすすめのアルコール除菌スプレーのご紹介です。
弊社ではPHMBを配合した除菌剤「Noior(ノアール)」を販売しております。
アルコール検知器だけでなく、マウスピースにもお使いいただけるので、常に清潔な状態で検知を行うことができます。
では、Noiorと他の除菌ツールを比較してみましょう。
アルコール | アルカリ電解水 次亜塩素酸水 |
Noior | |
---|---|---|---|
アルコール検知器に使用 | × |
○ |
○ |
紫外線・有機物に触れても効果あり | ○ |
× |
○ |
除菌力、除ウイルス力 | ○ |
△ |
◎ |
低刺激でモノにも肌にも優しい除菌剤でありながら、高い除菌・除ウイルス力を誇るNoiorを是非一度お試しください。
Noiorは3つのステップで検知器のお手入れができます。
アルコール検知器でのご使用方法

4.衛生的なアルコールチェッカーのご紹介

アルコールチェッカーの除菌について、ご理解いただけたかと思います。
そもそも、手入れも簡単で衛生面でも安心できる検知器はないのでしょうか?
検知器には大きく分けると2種類あります。
直接検知器に息を吹きかけるタイプと、マウスピースを装着して息を吹き込むタイプのものです。特に、衛生面が気になる場合はマウスピースを装着するタイプのアルコールチェッカーをお勧めします。
【関連記事】アルコールチェッカーって鼻息でも測定出来る?
直接息を吹きかけるタイプは、検知器全体に息がかかってしまうので、全てを除菌する必要があります。
その点、マウスピースを装着するタイプは、検知器を使用する際にマウスピースをその都度取り替えることが可能なため、常に清潔で衛生面にも適した検知器ではないでしょうか。また、マウスピースタイプの検知器の中には、使い捨てのマウスピースではなく水洗いが可能なものや、アルコールチェッカーとは別にお手入れが可能なものもあります。
さらに、マウスピースタイプのアルコールチェッカーの中には、マウスピースの種類を選択できるものもあります。
弊社で取り扱うマウスピースは、使い捨てではなく、水洗い可能で何度でも使用できます。衛生面の心配だけではなく、地球にも優しいデザインです。
特に弊社では、標準モデルのSサイズから、長さのあるLサイズ、吹き込んだ息が逆流しない逆止弁付き等、豊富に取り揃えております。
Sサイズ![]() |
Lサイズ![]() |
逆止弁![]() |
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長さ:約3.5センチ |
長さ:約11.5センチ |
長さ:3.5センチ |
息の逆流を防ぐものや、ロングタイプのマウスピースを活用することで、より衛生的な仕様が実現できます。