アルコールチェッカーの使い方|正しく使用するためのポイントや注意点を紹介
世の中にはさまざまなタイプのアルコールチェッカーがあります。
アルコールチェッカーの使い方についてもタイプによってさまざまで、どのアルコールチェッカーが最適なのか選定することが難しく感じられるかもしれません。
この記事ではアルコールチェッカーを正しく使用するために
- ・タイプ別の使い方
- ・使うタイミング
- ・5つのポイント
- ・反応しない場合の対処法
などについて解説します。アルコールチェックを確実に行うための参考にしてください。
目次 / このページでわかること
1.【タイプ別】アルコールチェッカーの使い方
アルコールチェッカーは主に、
- ①吹きかけ式
- ②ストロー式
- ③マウスピース式
の3つのタイプ(=測定方法)があります。
それぞれの使い方をご紹介します。
①吹きかけ式の使い方
検知器本体の吹込み口に息を吹きかけて使用するタイプです。手軽であることの半面、ストロー式やマウスピース式と比較して、周囲の空気の影響を受けやすいというデメリットがあります。
②ストロー式の使い方
市販のストローを差し込み、くわえて息を吹き込み使用するタイプです。吹きかけ式よりも周囲の空気の影響を受けにくく、検知精度は高くなります。
③マウスピース式の使い方
アルコールチェッカー専用のマウスピースを使用して息を吹き込むタイプです。ストロー式同様、周囲の空気の影響を受けにくく、検知精度は高くなります。
パイ・アール製「アルキラーNEX」の使い方
マウスピース式である弊社製品「アルキラーNEX」の使い方を具体例としてご紹介します。
- 1. アルコールチェッカーとスマートフォン(タブレット)をBluetoothで接続します。
- 2. スマホアプリを起動し、点呼(健康チェック、車両点検)を行います。
- 3. アルコールチェッカーの電源を入れて息を吹き込むと、位置情報や日時、顔写真とあわせて検知結果を自動でクラウドへ送信します。
実際にアルキラーPlusを導入いただいているお客様の事例
田辺三菱製薬株式会社様は、アルコールチェッカーの使い方を重視し、「実際に使用する営業の社員がもっとも使いやすいものを」という選定基準で選んでいただきました。詳しくは以下をご覧ください。
関連記事:『導入事例|田辺三菱製薬株式会社様』
2.アルコールチェッカーを使うタイミング
運転前と運転後にアルコールチェッカーを用いてアルコールチェックを行います。
必ずしも個々の運転の直前・直後にその都度行う必要はなく、運転を含む業務の開始前・終了後、もしくは出勤時・退勤時に実施しても問題ありません。
3.アルコールチェッカーを正しく使うための5つのポイント
ここでは、アルコールチェッカーを正しく使うために知っておくべき5つのポイントについて紹介していきます。
①アルコールチェック前にうがいをする
アルコールチェッカーは精密機器であるため、アルコール以外にも飲食物や薬の服用、香料の摂取などによりアルコール反応が出る場合があります。アルコールチェック直前には真水でうがいをするか、水や白湯をコップ1杯程度飲むようにしてください。
②アルコール成分を少しでも含む飲食物は摂取しない
アルコールチェック直前に食べたものの中にアルコール成分が含まれていると、アルコール反応が出てしまう場合があります。少し時間を置いたりうがいをするなどで改善しますが、アルコールチェック直前にアルコール成分を少しでも含む飲食物の摂取は控えるようにしてください。
③アルコールチェックの15分〜30分前までに食事を済ませる
アルコールチェック直前に食べたものに食品添加物が含まれていると、アルコール反応が出る場合があります。少し時間を置いたりうがいをするなどで改善しますが、アルコールチェック直前には飲食を控えるようにしてください。
④定期的なメンテナンスを実施する
アルコールチェッカーは検知精度を維持するために、定期的なセンサー交換、もしくは本体の買い換えなどが必要となります。取扱説明書を読むか、販売元のメーカーに確認するなどして、定められた使用期限を守り定期的なメンテナンスを実施してください。
⑤検知精度の高いアルコールチェッカーを選ぶ
アルコールチェッカーにはセンサーや精度に違いがあります。精度が低いものだと飲酒していないにも関わらず、高い頻度でアルコール反応が出てしまう可能性もあります。
選定時には
- ・J-BAC(アルコール検知器協議会)認定商品
- ・メンテナンスの制度が整っている
など安心できるメーカーのものを選ぶようにしましょう。
4.アルコールチェッカーが反応しない場合の対処法
最後に、アルコールチェッカーが正常に反応しない場合の対処法を解説していきます。
センサー部分が濡れていないか確認する
アルコールチェッカーは精密機器ですので、
- ・水濡れや湿度の高い場所での保管
- ・極端な高温・低温環境での保管
は故障の原因となります。
センサー部分が濡れてしまった場合はメーカーにお問い合わせください。
息は数秒間しっかりと吹き込む
アルコールチェッカーは正確な結果を表示するため、機器によって吹き込み時間が定められています。
吹き込み時間や吹き込み量が足りないとエラー表示が出てしまう場合がありますので、取扱説明書に沿ってしっかりと息を吹き込むようにしてください。
関連記事:『アルコールチェッカーって鼻息でも測定出来る?』
メーカーに問い合わせる
水濡れもしておらず、かつ正しい使用方法を守っているにも関わらずアルコールチェッカーが反応しない場合は、販売元のメーカーにお問い合わせください。
5.まとめ
アルコールチェッカーには吹きかけ式やマウスピース式などさまざまなタイプがあり、また精密機器であるため正しく使用するための注意事項が定められています。
取扱説明書に記載されている内容や販売元メーカーからの注意事項を守った正しい使い方を理解し、安心・安全な運転管理をしていきましょう。
また、アルコールチェッカーの選定時には、
- ・センサーの検知精度が保証されていること
- ・万が一の故障時にサポート体制が整っていること
などを選定基準に入れることも大切です。