アルコールチェックのタイミングはいつ?確認方法や注意点をわかりやすく解説

「アルコールチェックはどのタイミングで実施するの?」
「直行直帰の場合は、どのタイミングで検知すればいい?」
2023年12月のアルコール検知器を使用したアルコールチェック義務化に向けて、上記のようなお悩みを抱えていらっしゃる方も多いと思います。アルコールチェックのタイミングを把握していないと、法令を遵守することができません。
本記事ではアルコールチェックのタイミングや注意点について解説します。
義務化に向けて、ぜひご一読下さい。
1.アルコールチェックを行うタイミング(パターン別)
アルコールチェックは、業務で車を運転する前と後に実施します。 乗車と降車を繰り返す場合はその都度行う必要はありません。
警察庁の通達にも「必ずしも個々の運転の直前又は直後にその都度行わなければならないものではなく、運転を含む業務の開始前や出勤時、および終了後や退勤時に行うことで足りる」と明記されています。
出勤後に業務で運転をする場合
出勤後に業務で運転する場合は、アルコールチェックは必要です。アルコールチェックの対象は「運転しようとする運転者及び運転を終了した運転者」であるため、運転前後にそれぞれアルコールチェックを実施しなければなりません。
家から直行直帰する場合
直行で直接業務先に向かう場合や業務先から自宅へ直帰する場合も、アルコールチェックが必要です。チェックするタイミングは業務で運転する前後です。家から直接業務先に向かう場合は運転前に自宅でアルコールチェックをします。直接帰宅し業務を終了する場合も、運転後に自宅でアルコールチェックしなければなりません。
途中で別車に乗り換える場合
業務途中で別車に乗り換える場合、その都度のアルコールチェックは不要です。一連の運転の前後にアルコールチェックが必要であるため、途中で車両を乗り換えた際、その都度チェックする必要はありません。1日の運転前後に実施するようにしましょう。
原付や自転車を利用する場合
業務中に原付や自転車を利用する場合、アルコールチェックは不要です。自転車や50cc以下の原付バイクはアルコールチェック義務化の対象外であるからです。当然ですが、飲酒をしても良いというわけではないので注意してください。
2.アルコールチェックのタイミングで安全運転管理者が不在の時はどうする?
安全運転管理者が不在の場合は、副安全運転管理者や「安全運転管理者の業務を補佐する者」でのアルコールチェックが可能です。必ずしも運転管理者が対応しなければならないわけではありません。アルコールチェック時に管理者が不在の場合は、管理者に代わる者を予め定めておき、アルコールチェックを実施しましょう。
3.アルコールチェックに関する注意点
ここでは、アルコールチェックに関する注意点を紹介します。
法令に則った対応ができるよう、是非ご一読ください。
目視で確認する必要がある
アルコールチェックは、対象者の状態を目視で確認する必要があります。具体的には、運転者の顔色や呼気の臭い、応答の声の調子等を確認します。これらは、対面での確認が原則です。
直行直帰などで直接確認できない場合は、電話やビデオ通話など対面に準ずる方法での確認が認められています。メールやチャットなど直接対話ができない連絡方法での確認は認められていないため、注意しましょう。
記録する内容が決まっている
1年間保存が義務付けられている記録は、アルコールチェック結果だけを記録しておけば良いわけではありません。以下の8項目すべての記録が必要になります。
1 | 確認者名 |
---|---|
2 | 運転者名 |
3 | 運転者の業務に係る自動車の自動車登録番号又は識別できる記号、番号等 |
4 | 確認の日時 |
5 | 確認の方法
|
6 | 酒気帯びの有無 |
7 | 指示事項 |
8 | その他必要な事項 |
運転する社員全員分、1日2回分の記録が義務付けられています。実際に記入する際は、以下の記事を参考にしてください。
4.遠隔利用に最適なアルコールチェッカー「アルキラーNEX」
アルキラーNEXは、直行直帰や出張など遠隔地での検知や全国拠点の一元管理に適したクラウド型アルコールチェッカーです。
アルコール検知器とスマートフォンをBluetoothで接続し、息を吹き込むだけで「いつ・どこで・誰が」アルコールチェックしたのかを自動的に記録します。法令で定められた8項目もすべて記録が可能なので、簡単かつ確実に法令対応したい企業におすすめです。
導入後のサポート体制も充実。日本製のセンサーを採用しているため、安心してお使いいただけます。
5.まとめ
本記事ではアルコールチェックを実施するタイミングや注意点、おすすめのアルコール検知器について紹介しました。アルコールチェックを実施するのは、運転前後の1日2回です。
また、単にアルコールチェックを行い記録すればOKというわけではなく、原則対面での管理者による目視確認が必要です。
アルコール検知器を使用したアルコールチェック義務化に向けておすすめなのが、アルキラーNEXです。アルキラーNEXは、アルコールチェックを簡単かつ正確に行います。時間や手間を大幅に削減できるため、ぜひご検討ください。