アルコールチェックの目視確認とは|確認内容や注意点について紹介
2022年4月に道路交通法が改正され、アルコールチェックの目視確認が義務化されました。
法令で定められているアルコールチェックでの目視確認について、
「アルコールチェックで必要な目視確認とは、何なのか?」
「必ず対面での目視確認でないといけないのか?」
「早朝や深夜等、目視確認ができないときは、どうすればよいのか?」
など、疑問や不安がある方もいるのではないでしょうか?
この記事では上記のような不安を解消し、義務化で定められたアルコールチェックの目視確認について、企業がすべきことを解説します。
アルコールチェックの目視確認をしないと罰則になるのか、できない時はどうすればいいのかなど、多くの企業が気になるポイントをまとめますのでぜひ参考にしてください。
参考:道路交通法施行規則 | e-Gov法令検索「安全運転管理者の業務|第9条の10第6項」
目次 / このページでわかること
1.アルコールチェックの「目視等で確認」とは?
アルコールチェックの「目視等で確認」とは、運転者の顔色や呼気の臭い、応答の声の調子等を確認することです。
ルールとしては以上ですが対面で話している場合、アルコールチェックを行った検知器も両方確認して0.00mg/Lなどの検知結果も確認することが望ましいです。
運転者の酒気帯び確認の方法は「対面」が原則ですが、直行直帰の場合など対面での確認が困難な場合はあると思います。早朝、深夜、遠隔地等の理由で対面での目視確認ができない場合、これに準ずる確認方法が認められています。どのような確認方法があるのか、次の章で詳しく解説します。
2.対面でアルコールチェックの目視確認ができないときの確認方法
運転者の酒気帯び確認の方法は、「対面が原則」です。
しかし、直行直帰の場合などで対面での確認が困難な場合のために、これに準ずる方法を2つご紹介します。
①ビデオ通話+アルコールチェック(検知器使用)
カメラ、モニター等によって、安全運転管理者が運転者の顔色、応答の声の調子など、アルコールチェッカーによる測定結果を両方確認する方法です。
ビデオ通話によるリアルタイムでの映像や写真でも確認できることにより、管理者に正確に状況を報告できます。加えて、記録簿にもアルコールチェックのデータや写真を含めて「いつ・どこで・誰が」アルコールチェックしたかという情報を残すことが望ましいです。
②電話+アルコールチェック(検知器使用)
携帯電話、業務無線その他の運転者と直接対話できる方法によって、安全運転管理者が運転者の応答の声の調子等を確認するとともに、アルコール検知器による測定結果を両方報告させる方法です。
アルコールチェックをしている写真を送る機能があるアルコールチェックサービスを利用することで、より正確な情報を一度に管理者に送ることができます。監査や警察からの確認があった際にも、正確なデータを残しておくだけで安心です。
記録簿には、①同様にデータを残しておくことが望ましいです。
3.アルコールチェックの目視確認を行う担当者
ドライバーのアルコールチェック結果の確認および管理は、誰が行っても良いというわけではありません。安全運転管理者もしくは副安全運転管理者が行うよう法律で定められています。
安全運転管理者とは、事業用自動車の安全運転や運行計画、運転日誌管理業務を行う者です。
安全運転管理者、または副安全運転管理者について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
関連記事:
『【2024年】安全運転管理者とは?選任義務から罰則、業務内容まで詳しく解説』
『副安全運転管理者は必要?資格要件や業務内容について徹底解説』
しかし、運転管理者もしくは副安全運転管理者が不在の場合は、「安全運転管理者の業務を補助する者」でも対応可能です。「安全運転管理者の業務を補助する者」は、事業所内で使用者が選任します。人数や資格要件などに制限はなく、警察への届け出も不要です。
関連記事:
『安全運転管理者によるアルコールチェック|義務化内容や運用方法、対象事業者、罰則について解説』
『安全運転管理者は必要ない?義務となるケースや解任(解除)についても解説!』
4.失敗しないアルコールチェッカーの選び方
法令を遵守するにあたり、アルコールチェッカーは適切なものを選ぶ必要があります。
アルコールチェッカーを選ぶ際に失敗しないためには、以下3つのポイントを意識するといいでしょう。
- ①操作は簡単か
- ②検知データがリアルタイムで送信されるか
- ③検知精度が高いか
それぞれ説明します。
①操作性は簡単か
アルコールチェッカーは日々使うものです。そのため、使いやすいアルコールチェッカーを選ぶことが大切です。とくに人数が多い事業所であれば、操作が簡単で便利なものを選ぶと良いでしょう。
②検知データがリアルタイムで送信されるか
クラウド型のアルコールチェッカーを選べば、検知データをリアルタイムで送信する機能がついています。リアルタイムで検知データを確認しながら、目視確認も並行して行うことで、より厳重にアルコールチェックができます。
その結果、事業所全体で飲酒運転をさせない体制を築けるでしょう。
③検知精度が高いか
アルコール検知器協議会(J-BAC)は「アルコール検知器認定制度」を設けています。検定に合格したアルコールチェッカーは検知制度が高いと認められているため、その中から選ぶといいでしょう。
認定されたアルコールチェッカーはJ-BACの「認定機器一覧」に掲載されています。さらに、販売会社のHPにも「J-BAC認定機器」という文言と認定番号が記載されています。
5.遠隔利用に最適なアルコールチェッカー「アルキラーNEX」
アルキラーNEXは、遠隔利用に最適なアルコールチェッカーです。そのため、対面でのアルコールチェックが実施できない場合でも、安心してご利用いただけます。
その理由として挙げられるのが、アプリを利用しながらアルコールチェックができる点です。運転者はアプリを利用して、顔を映しながらアルコールチェッカーを使用します。そのため、不正が起きにくいのです。
また、アルコールチェックの検知結果はクラウドへ自動送信されるため、リアルタイムで確認できます。さらに紙で保存する必要がないため、管理の手間が省けるのも魅力です。
アルキラーシリーズは、企業の規模や業界問わず幅広い企業様に選ばれています。導入企業一覧
6.まとめ
アルコールチェックでは、安全運転管理者が運転者の顔色、呼気の臭い、応答の声の調子等で確認することが必要となります。安全運転管理者が不在の場合は、「副安全運転管理者」または「安全運転管理者の業務を補助する者」でも問題ありません。
また、アルコールチェッカーを選ぶ際は、操作が簡単であり、検知データがリアルタイムで送信されるものがおすすめです。これらを満たしているのが、アルキラーNEXです。アルキラーNEXは、遠隔利用にも最適であり、多くの企業のニーズを満たした商品です。
これからアルコールチェッカーの購入を検討している方や、現在お使いのものが使いにくいと感じている方は、ぜひご検討ください。