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アルコールチェック記録簿|項目や記入例、クラウド型検知器で簡易的に実施する方法を紹介

2022年の道路交通法改正により、業務で使用する白ナンバー車両における運転前後の飲酒検査が義務化されました。あわせてアルコールチェックの記録を1年間保管しておくことが定められましたが、以下のような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?

  • 「アルコールチェックの記録簿って、何を記録すればいいの?」
  • 「記録簿の保存期間ってどれくらい?」
  • 「アルコールチェックを簡易化できる方法が知りたい」

今回の記事では、アルコールチェックの記録簿に記入すべき項目や記入例、アルコールチェックの記録を簡易化できるクラウド型アルコールチェッカーについて紹介します。

1.アルコールチェックで記録すべきこと

アルコールチェックを行った場合、記録・保存すべきことは以下の8項目です。

記録必須の8つの項目
確認者名(点呼執行者)
運転者名
運転者の業務に係る自動車の自動車登録番号または識別できる記号、番号など
確認の日時
どのように確認したか(対面なのか・TELなのか・Webツールを使ったのか)
酒気帯びの有無
管理者からの指示事項
その他必要な事項

記録簿の保管期間

アルコールチェックの義務化に伴い、記録簿の保存期間は1年間と定められました。
上記すべての項目を1日2回分(運転開始時と運転終了時)記録簿に残す必要があります。

関連記事:『アルコールチェックの運用ルール|確認方法や記録項目、罰則などを紹介

2.記録を怠った場合はどうなる?

アルコールチェックの記録簿を1年間保存していなかった場合は、安全運転管理者の業務違反に該当し、公安委員会によって安全運転管理者の解任や命令違反に対する罰則が科せられる場合があります。

もちろんアルコールチェックを怠った結果、社員が飲酒運転による事故を起こしてしまった場合は、運転車本人だけではなく同乗者や車両提供者にも厳しい罰則が設けられています。

関連記事:『【2024年】安全運転管理者とは?選任義務から罰則、業務内容まで詳しく解説

3.アルコールチェック記録簿の記入例

アルコールチェック記録簿の記入例は、以下の通りです。

アルコールチェック記録簿の記入例

アルコールチェックの記録簿の様式や管理方法に定めはありませんが、先ほど紹介した8項目の記録が必須となりますのでご注意ください。

管理方法は手書きやExcelなどによる記録管理、またはクラウド保存などがあります。
次章では便利なクラウドでの管理方法について紹介します。

4.アルコールチェックの記録を簡易的に実施する方法

アルコールチェックの記録を簡易的に実施するためには、クラウド管理型のアルコールチェックシステムを利用する方法があります。クラウド管理型のアルコールチェックシステムとは、アルコール検知器とスマホアプリ、クラウドベースのデータ管理システムを組み合わせたものです。

クラウド管理型のアルコールチェッカーの特徴は、ドライバーがおこなったアルコール検知の記録が即座にクラウド上へ自動保存される点です。クラウド上に保存されることによって、管理者はいつでもどこでもネット環境さえあればリアルタイムで検知結果の確認ができます。

紙管理からクラウド管理に変更した場合、下記のメリットがあります。

紙管理からクラウド管理に変更した場合のメリット
手書きの手間や時間が削減される
誤字脱字がなくなる
ほしい情報がすぐに取り出せる
保存場所(ロッカー)が不要である
保存期間が経過したデータは自動削除される
点呼記録簿の改ざんを防げる
各拠点の記録情報の確認がしやすい

クラウド型のアルコールチェッカーで自動生成される記録簿は、ExcelやCSVでダウンロードできるものがほとんどです。万が一監査が入った際にも、すぐにデータをダウンロードし提出できるため非常に便利です。

また、ダウンロードしたデータは、クラウド上での保存期間が過ぎてもデータとして管理者PCに保管できるため、過去のデータを長期的に残しておくことが可能です。

これらの理由から、アルコールチェックの記録を簡易的にするためには、クラウド型のアルコールチェッカーを利用するのがおすすめです。

クラウド型の検知器について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
アルコールチェックはクラウド管理型がおすすめ|種類の比較やメリット・デメリットを解説

5.クラウド型アルコールチェッカーがおすすめな4つの理由

先ほども少し触れましたが、クラウド型アルコールチェッカーをおすすめする4つの理由を紹介します。

①記録業務の手間が減る

クラウド型アルコールチェッカーを利用することで、記録業務の手間が減ります。なぜなら、必要な記録簿を自動で生成してくれるからです。

クラウド型アルコールチェッカーは、アルコール検知のデータがアプリからクラウドに送信され、自動的に記録を残せる仕組みです。そのため、記録業務の手間が無くなり、業務効率化を実現できます。記録業務に割かれる予定であった時間を他の日常の業務に充てることもできるでしょう。

②リアルタイムで検知結果を確認できる

ドライバーが検知を終えると、そのデータは自動的にクラウド上へ保存されます。検知結果は即座に反映されるため、管理画面にアクセスすればどこからでもリアルタイムで確認できるのもおすすめな理由の1つです。

③記録簿の不正や改ざんを防止できる

弊社の商品「アルキラーNEX」は、顔認証や位置情報の連携でなりすましや虚偽報告といった不正を防止できます。実際に本人が検知しているかを確認できたり、位置情報の連携で検知場所がわかる仕組みです。

またクラウド上には自動的にデータは保存され、管理者しか閲覧ができないため運転者によるデータの改ざんも防止できます。このように不正を防止できるのも、クラウド型アルコールチェッカーの大きなメリットです。

④各拠点でのデータ共有がリアルタイムでできる

紙やExcelの記録簿の場合、記録は各拠点に任せてしまうようなかたちになるので、本社の方は月に1回など定期的に記録簿を回収する必要があります。その場合、万が一アルコール反応が出ていたとしても後からしかデータが確認できず、すぐに気づいて指導することもできません。

クラウド型アルコールチェッカーの場合、各拠点のデータをリアルタイムで共有でき、万が一アルコール反応が出た場合は拠点の管理者だけではなく、本社の方へもメール通知やチャット通知も送れるものもあります。

6.アルコールチェックの記録簿に関するよくある質問

アルコールチェックの記録簿に関してよくある質問と、その回答を紹介します。

アルコールチェック記録簿の項目は何がありますか?

アルコールチェック記録簿の項目は、以下の8つです。

  • ・確認者名
  • ・運転者名
  • ・自動車の番号
  • ・確認日時
  • ・確認方法
  • ・酒気帯びの有無
  • ・指示事項
  • ・その他必要な事項
アルコールチェック記録簿の指定様式は?

アルコールチェックの記録簿の様式や保存方法についての指定はとくにありません。したがって、会社ごとに任意で作成した様式で問題ないでしょう。

参考までにダウンロードして活用いただける簡易的なExcelの記録簿テンプレート(株式会社パイ・アール オリジナル)をご用意しました。クラウド型アルコールチェッカーを使用していない企業様はぜひ活用してみてください。
file_downloadアルコールチェック記録簿テンプレート(オリジナル)[Excel形式|48KB]

アルコールチェック記録簿の保存期間は?

アルコールチェックの記録簿の保存期間は1年間です。紙の記録簿で保存する場合、アルコールチェックの対象者が多いと膨大な量になります。アルコールチェックの対象者が多い企業にこそおすすめなのがクラウド型のアルコールチェッカーです。データで管理するため場所を取らず、必要になれば特定のデータを検索・抽出して記録簿を出力できるので、非常に便利です。

関連記事:『【まとめ】アルコールチェック義務化のQ&A|よくある15の質問と回答

7.まとめ

当記事では、アルコールチェックの記録簿に記入する項目や記入の手間を省けるクラウド型アルコールチェッカーについて紹介しました。クラウド型アルコールチェッカーには、記入の手間が省けたり、リアルタイムで検知結果を確認できるなどのメリットがあります。

アルコールチェックの義務化によって業務が増えた今、簡単で確実にアルコールチェックができるクラウド型アルコールチェッカーを検討してみてはいかがでしょうか。

株式会社パイ・アール ロゴ

この記事の執筆者

株式会社パイ・アールPAI-R Co., Ltd.

安心・安全な交通社会の実現へ向けてさまざまな課題や解決を探求し、アルコールチェックをはじめドライバーの安全管理や業務管理にまつわるさまざまなお役立ち情報を発信しています。

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