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ライドシェアの料金はタクシーと同じ?支払い方法や地域ごとの違いについて解説

タクシーの供給不足を補うため日本でも部分的に解禁されたライドシェアですが、仕組みが浸透しているとは言い切れないのが現状です。
ライドシェアを利用する場合、タクシーとの料金の差や地域ごとの違いなどはあるのでしょうか?

すでに普及している海外のライドシェアとの違いや日本のライドシェアの仕組み、支払方法などを紹介します。また、ライドシェアが利用できる地域とその時間帯についても解説します。

1.ライドシェアが2024年4月8日から運用開始

ライドシェアは一般のドライバーが自家用車で乗客を目的地まで有償で運ぶサービスです。

現時点で運用が開始されている地域は東京、神奈川、愛知、京都の一部地域となりますが、2024年5月以降に北海道や大阪などライドシェアの導入を予定している地域もあり、タクシーが不足している地域の新たな交通手段として普及していくことが期待されています。

関連記事:『ライドシェアとは?カーシェアとの違いやメリット・デメリットを解説

どうやってライドシェアを使うの?

ライドシェアはタクシーとは違い、走行中の車両を捕まえて利用することはできません。
利用するためにはアプリから配車手配を行う必要があり、乗車場所と降車場所をアプリ上で設定すると事前に運賃が計算されます。そのままアプリ上で事前決済を済ませる仕組み上、目的地の途中変更や経路変更などは受け付けていない場合があるので注意が必要です。

安心して利用できる仕組みとして、手配された車両やドライバー情報が確認できるサービスや緊急時のためにサポートボタンを設けるなどの対策が行われています。

現在、ライドシェアを利用できるアプリについて詳しくは関連記事をご確認ください。
関連記事:『国内外で利用可能なライドシェアアプリ10選|最新情報を徹底解説!

ライドシェアはどこで乗れる?

ライドシェアはいつでもどこでも利用できるという訳ではなく、現在は国土交通省によりタクシーが不足していると認められた地域で運用を行っています。

現時点で東京都(23区、武蔵野市、三鷹市)、神奈川(横浜市、川崎市、横須賀市など)、愛知県(名古屋市、瀬戸市、日進市など)、京都(京都市、宇治市、長岡京市など)がライドシェアを利用できる地域です。

2.ライドシェアの料金についての疑問5選

ここまでライドシェアの使い方について確認しましたが、ライドシェアを利用する場合の料金も重要なポイントです。決済方法や海外・国内の地域ごとの違いなどをそれぞれ確認していきましょう。

ライドシェアの料金と仕組みは?

日本のライドシェアの料金はタクシーの料金と同額で運用されており、配車手配する際にアプリ上で乗車する場所と目的地を入力することで運賃が算出されます。
利用するアプリやサービスによって運賃とは別に迎車料金等の手数料が生じる場合があるので、サービス利用前に確認しましょう。

決済方法は現金のみ?

アプリ上のネット決済のみに対応しており、ドライバーに対して現金での支払いは生じない仕組みとなっています。
現金のやり取りが発生しないことや事前決済で支払いが完了するため、支払いに関するトラブルを回避できるだけではなく降車がスムーズに行えます。

地域ごとにライドシェアの料金は違う?

タクシーとライドシェアで料金の違いはありませんが、タクシーの初乗り運賃や目的地までの一定の距離や時間で加算されていく運賃の生じる距離や時間に地域ごとの違いがあるため料金が変わります。

参考:一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会「地域別タクシー運賃表

海外と日本でライドシェアの金額は違う?

日本のライドシェアはタクシーの料金と同額に設定されていますが、海外ではダイナミックプライシングと呼ばれる需給バランスで変動する料金設定を利用している場合が多く、料金が変動するところが日本のライドシェアと海外のライドシェアとの違いです。

今後料金が変わることもある?

日本でのライドシェアは解禁されたばかりで、まだ多くの課題を抱えていることから利用者やドライバー、有識者の声によって運用や料金に関する内容が、今後より良いものへと変わる可能性があると考えられます。

3.ライドシェアのドライバーの報酬(給料)は?

日本のライドシェアに参入している各社の報酬を確認したところ、ドライバーの報酬は固定給と時給の2パターンに分かれており、さらに歩合が加算されることもあるようです。

ドライバーの勤務時間には制限が設けられており、勤務時間は週20時間となっていることからライドシェアのドライバーとして得たい報酬金額が定まっている場合は、どちらが自分に合っているのかを考慮したうえで選択することが可能です。

4.ライドシェアを利用できる時間帯は?

ライドシェアを利用できる時間は、国土交通省によって地域ごとにタクシーの供給不足が生じていると判断された時間帯に限られています。すでに運用されている地域のライドシェアが利用可能な時間帯は下図となります。

現在ライドシェアが利用できる地域や時間帯
区域曜日時間帯上限台数
東京都
(23区・武蔵野市・三鷹市)
月~金曜日午前7時~午前10時台1780
金・土曜日午後4時~午後7時台1100
土曜日午前0時~午前4時台2540
日曜日午前10時~午後1時台270
神奈川
(横浜市・川崎市・横須賀市など)
金~日曜日午前0時~午前5時台940
午後4時~午後7時台480
愛知
(名古屋市・瀬戸市・日進市など)
金曜日午後4時~午後7時台90
土曜日午前0時~午前3時台190
京都
(京都市・宇治市・長岡京市など)
月・水・木曜日午後4時~午後7時台200
火~金曜日午前0時~午前4時台200
金~日曜日午後4時~翌午前5時台490

参考:「国土交通省

 

また、今後ライドシェアが解禁される予定の地域や時間帯は下図のとおりです。

5月よりライドシェアが解禁される予定の地域や時間帯
曜日時間帯上限台数
大阪土曜日午前0時~午前3時台420
金・土曜日午後4時~午後7時台240
神戸水・金曜日午前0時~午前3時台100
金・土曜日午後5時~翌午前5時台510
福岡
(福岡市・春日市・大野城市など)
月~木曜日午後4時~午後9時台220
金・土曜日午後4時~翌午前5時台520
日曜日午後3時~午後9時230

参考:「日本経済新聞」「NHKニュース

5.まとめ

ライドシェアはタクシーのように走行中の車両を捕まえて利用することはできませんが、アプリから乗降場所を指定するだけで事前に料金が算出され、キャッシュレス決済で利用できるのでとても便利です。
地域ごとに利用できる時間帯に違いがあることから、利用する場合はその地域の運行時間を確認して手配する必要があります。

今後も利用できる地域が追加される予定の新しい移動手段であるライドシェアを使って、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者

株式会社パイ・アールPAI-R Co., Ltd.

安心・安全な交通社会の実現へ向けてさまざまな課題や解決を探求し、アルコールチェックをはじめドライバーの安全管理や業務管理にまつわるさまざまなお役立ち情報を発信しています。

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